交換留学の授業は、意外と自由に選べる
NTUに交換留学して、2学期で6科目を履修した。この記事では、履修登録の仕組みから、授業の形式、成績、そして「英語で授業についていけるのか」まで、実際の体験を書く。
先に一つ、意外だったことを。交換留学生は、自分が選んだ学部の授業を中心に取る必要はなく、かなり自由に科目を選べる。私はビジネス学部だったが、言語学や経済学、ジェンダー論なども取った。1学期に1科目しか取らない人もいた。
履修登録の流れ
留学の1ヶ月ほど前から、メールで案内が来る。 登録は「NTU Star」というサイトで行う。
そして重要なのが、学期の初めに1週間ほどの登録変更期間があること(私の学期は8月7日〜20日の2週間だった)。この期間内なら、登録した科目の変更・削除ができる。
つまり、1回目の授業に出てみて、合わなそうだったら変更できる。私は最初5科目ほど登録していたが、実際に受けてみて3科目まで減らした。
コースを選ぶときのコツは、授業コードをGoogleで検索して、学生の口コミを見ておくこと。難易度や課題の量が事前に分かる。私は他大学の日本人留学生と相談して、一緒に科目登録をしたものもあった。
日本人はどの科目にも2〜3人はいた。
実際に取った6科目と成績
参考までに、私が取った科目と成績を全部公開する。
| 科目コード | 科目名 | 成績 |
|---|---|---|
| AB1501 | Marketing | B |
| HG2034 | Structure Of Modern English | A- |
| LC5101 | Business Chinese | A |
| HE5091 | Principle Of Economics | B+ |
| HL0201/H5002 | Image of Singapore | B- |
| HQ5010 | Introduction To Gender & Diversity | B+ |
1学期に3科目ずつ、計6科目。
授業の形式は2種類
私が取った科目には、大きく2つの形式があった。
① レクチャー+チュートリアル形式
大講堂での講義形式の**レクチャー(1〜2時間)と、少人数で対話形式のチュートリアル(1〜2時間)**が、1科目につきそれぞれ週1回ずつある。
② セミナー形式
中サイズの教室で、20〜30人ほどの学生と先生が、適宜会話・質疑応答しながら進める授業(2〜3時間程度)。基本的には先生が話すが、レクチャーと違って、学生にその場で意見を求められることがある。
難易度は、セミナー形式の方がより専門的で難しい印象だった。ただ、予習復習次第だが、まったく分からなくて単位が取れない、ということはないと思う。
特に面白かった2科目
HG2034 Structure Of Modern English
先生が分かりやすくて面白かった。英語の品詞や構造を、文法の視点から読み解く内容。
意外だったのは、英語が母国語でない私の方が、むしろ有利だったこと。英語を意味や感覚ではなく、文法的に考えることに慣れているからだと思う。そのおかげか、良い成績が取れた。
試験は授業内で2回。なんでも持ち込み可なので、パソコンで調べながら回答できる。
HE5091 Principle Of Economics
経済学の基礎的な内容(現地学生は2年生が多かった印象)。経済学は初めてだったが、なんとか理解できたし、分かると面白いと感じた。
特に、グラフや数値を用いて解くところが論理的で、個人的に好きだった。試験はチュートリアル内の小テスト2回+期末試験。どれも授業内容を超えることはないので、しっかり対策できる。
英語についていけるか:最初は2〜3割
一番気になるところだと思う。正直に書く。
最初は、2〜3割しか聞き取れなかった。
でも、こういう方法で乗り切った。
授業を録音する → 文字起こしする → まとめる
この復習方法で、なんとかついていけたし、テストのスコアも平均以上だった。
なお、先生の英語がシングリッシュかどうかは、人による。コテコテのシングリッシュの先生(経済学やマーケティングの先生がそうだった)もいれば、標準英語に近い先生もいる。
最初に聞き取れなくても、対策すれば何とかなる。そこは心配しすぎなくていいと思う。
日本の大学との違い
早稲田と比べて、いくつか違いを感じた。
学生の発言が多い。 学生の姿勢はピンキリだが、大講堂でのレクチャーでも、たくさんの学生が手を挙げて発言している。これは日本の大学とはっきり違う。
教材費がかからない。 基本的に先生の配布資料のみで、教科書を買う必要がない。
一方で、授業内容がものすごく面白いかというと、そうでもなかった。サボろうと思えばサボれる授業もある。どの国の大学も、案外同じようなものだと思った。
(大学のレベルや期待とのギャップについては、別の記事に詳しく書いている)
まとめ:これから留学する人へ
・交換留学生は、学部を超えて自由に科目を選べる
・学期初めの変更期間があるので、1回受けてから決められる
・授業コードをGoogleで検索して、口コミを見ておくと安心
・英語は最初2〜3割しか聞き取れなくても、録音+文字起こしで何とかなる
・シングリッシュの先生もいるが、慣れる
・持ち込み可の試験もあり、対策すれば単位は取れる
授業選びで迷っている人の参考になればうれしい。


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