結論:留学直後は「手続きの順番」を知っておくと迷わない
シンガポール留学が決まって、いざ現地に着いてからが本番だ。最初の数日は、寮の手続き、SIM、銀行口座、履修登録……と、やることが一気に押し寄せる。
この記事では、私が実際にNTU(南洋理工大学)に到着してから最初の2週間で、何を、どの順番でやったのかを、時系列で全部紹介する。特に「SIM・学生証・銀行口座は、どの順番でやればいいのか」は、事前に知っておくと当日かなり楽になるので、これから留学する人の参考になればうれしい。
なお、日付は私が留学した2025年8月のもの(1セメスター)。年によって多少ずれるので、目安として見てほしい。
到着初日(8月5日):空港から寮へ、鍵をもらうまで
① 空港からNTUへは、タクシーで
朝6時ごろ、シンガポールに到着。ただ、寮の入寮受付時間は事前にメールで指定されていて、到着時刻はそれよりかなり早かったので、しばらく空港で待機した。
移動は、友達3人+それぞれ大きなトランク、という状態だったので、空港の6人乗りタクシーを利用。予約は不要で、空港のタクシー専用カウンターで受付できる。料金は一律60シンガポールドルだった。
支払いは、事前に日本で両替して持っていった現金を使った。着いたばかりで銀行口座もまだない段階なので、初日を乗り切るぶんの現金は、日本から持っていくのがおすすめ。
② 寮に到着、鍵の受け取り
寮は事前に指定されていたので、そこへ向かった。ひとつ注意点で、私の場合「Crescent」という名前の似た寮が2つあって、少し迷った。自分の寮の正確な場所は、着く前に確認しておくといい。
入寮手続き自体はあっけないもので、パスポートを見せて名前を伝えるだけで済んだ。
③ 部屋の整理、そして最初のごはん
鍵をもらって部屋へ。少し休んで荷物を整理したあと、近くの食堂へお昼を食べに行った。留学生活の、記念すべき最初の食事だ。
到着直後の通信:ネットはどうする?
現地に着いた瞬間から、地図やメッセージでスマホは必須になる。私の場合はこうした。
着いた直後は、Klookで買ったeSIMを使っていた。 eSIMなら日本にいるうちに準備できて、現地に着いたらすぐネットに繋がるので安心。
その後、シンガポール在住の叔母がいたので、「eight」という会社のSIMを事前に発行してもらい、それに切り替えた。ただ、これは叔母がいる私の特殊なケース。
一般的には、現地でSIMを買うのに学生証(student pass)は必ずしも必要ない。 実際、私の友達は空港のコンビニでSIMを買っていた。だから通信手段は、「日本でeSIMを用意しておく」か「着いたら空港でSIMを買う」で、着いた初日から確保できる。
最初の数日(8月6日〜):探索と買い出し
授業開始(8月11日)まで数日の空きがあったので、その間に生活の準備と探索をした。
日用品の買い出しは、Boon LayやJurong Eastで。 MRT(地下鉄)で近くの駅に行くと、Boon Lay駅やJurong East駅の周辺に、ダイソー、ドンキ、IKEA、ニトリがそろっている。日本でおなじみの店が多いので、生活用品はここでひととおり買える。道の検索は、すべてGoogle Mapでできた。
キャンパス内も歩いて回って、食堂や施設の場所を把握した。広いので、早めに探索しておくと後が楽だ。
留学生向けのツアー・イベントに参加する
NTUでは、留学生向けのイベントが事前にメールで案内されていた。私が参加したのはこのあたり。
8月7日:NTUキャンパスツアー(キャンパス内を案内してもらえる)
8月8日:シンガポールツアー(NTU主催で市内を巡る)
8月11〜13日:Welcome Fair(いろんな部活・サークルを見て回れる)
こういうイベントは、友達を作る絶好の機会。私はキャンパスツアーで知り合ったフランス人と一緒に、その後のフェアも回った。ひとりで抱え込まず、こういう場に顔を出すのが、留学序盤のコツだと思う。
部活・サークルに入る
私は、NTU公式の部活サイトで事前に目をつけていた「ドラゴンボートチーム」に、Welcome Fairで体験練習を経て入部した。
部活は、現地学生とつながる一番の近道。留学生同士だとどうしても交流が限られるので、現地に溶け込みたいなら、何か一つ入っておくのをおすすめする。
【重要】手続きの順番:student pass → Singpass
ここが、この記事で一番伝えたいところ。シンガポールの各種手続きには「順番」がある。
① まず、student pass(学生証)を発行する
NTUでは「OSE」というキャンパス内の窓口でstudent passを発行する。事前にメールで案内があり、時間を指定して行くタイプ。早く申請した人から枠が埋まるので、案内が来たら早めに予約するのが大事。 私は8月14日に設定した。
② student passが出ると、Singpassの申請が可能になる
student passは、申請から1週間ほどでオンライン上で発行される。これが出て初めて、Singpassの申請などができるようになる。
Singpassは、いわばシンガポール版のマイナンバーカードのようなデジタルID。学生証があれば発行できて、各種手続きやサービスのログインに使える。生活のあらゆる場面で必要になるので、student passが出たら早めに登録しておくといい。
③ 銀行口座(DBS)を開く
生活が始まったら、現地の銀行口座も開いておきたい。シンガポールはキャッシュレス大国なので、口座があると日々の支払いが一気に楽になる。口座開設や決済方法の詳細は、別の記事で詳しく書いているので、そちらも参考にしてほしい。
生活の立ち上げ:家具・冷蔵庫
寮の部屋に冷蔵庫がなかったので、8月15日ごろに購入した。 「FairPrice」という大手スーパーで、199シンガポールドルだった。
ちなみに、家具や教科書を安く手に入れたいなら、「NTU market」というTelegramのグループが便利。中古の家具・教科書・食べ物などが安く売買されている。ただし、セメスター初めは需要が集中して売り切れていることが多いので、狙うなら早めに動くといい。
履修登録は「変更期間」をうまく使う
授業まわりで知っておくとよいこと。
履修登録の案内は、留学の1ヶ月ほど前からメールで来ていたので、コースは事前に登録していた。ポイントは、NTUには履修登録の変更期間が2週間あること(2025年1セメスターの場合、8月7〜20日)。この期間内なら、登録したコースの変更・削除ができる。
授業は8月11日から始まるので、最初の1週間、実際に授業を受けてみてから、続けるかどうか判断できる。私は最初5コースほど登録していたが、実際に受けてみて3コースまで減らした。
コースを選ぶときは、コース番号を直接Googleで検索して口コミを調べたり、日本人コミュニティから情報をもらったりした。登録・変更は「NTU Star」というサイトから行う(NTUから案内がある)。
よくある質問(FAQ)
Q. 着いた初日から、ネットは使える?
A. 使える。日本でeSIM(Klookなどで買える)を用意しておくか、着いたら空港でSIMを買えばOK。SIMの購入に学生証は必ずしも必要ない。
Q. 初日の支払いはどうする? 口座がないけど。
A. 到着直後は口座がないので、日本で両替した現金を持っていくのがおすすめ。タクシーや最初の買い物は現金で乗り切れる。
Q. SIMやSingpassは、いつ作れる?
A. Singpassはstudent pass(学生証)の発行後。SIMは学生証がなくても買える。student passは申請から1週間ほどで出るので、早めに申請予約を。
Q. 冷蔵庫や家具は現地で買える?
A. 買える。大手スーパー(FairPriceなど)や、Telegramの「NTU market」で中古品も手に入る。ただしセメスター初めは売り切れやすい。
まとめ:到着後にやることリスト
最後に、時系列で整理しておく。
初日:空港→寮(タクシー約60ドル、現金で)、鍵の受け取り、部屋の整理
最初の数日:日用品の買い出し(Boon Lay / Jurong East)、キャンパス探索、留学生向けツアー参加
最初の週:授業開始、Welcome Fairで部活選び、友達づくり
手続き:student pass発行(早めに予約)→ Singpass・SIM → 銀行口座
生活立ち上げ:冷蔵庫・家具(FairPrice / NTU market)、履修登録は変更期間(2週間)を活用
やることは多いけど、順番さえ分かっていれば、ひとつずつ片付けていける。これから留学するあなたが、スムーズにスタートを切れますように。


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